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小説 フェアリー隊


着艦を果たした重盛はブリッジで通信をしていた。

「なるほど…それでお前達がこんなところまで来てたのか…」

経緯はこうだ。

世界規模で謎の航空機による同時攻撃が行われ、それは南半球のスフィア王国も例外ではなかった。

このため、スフィア王国は他国の侵略の可能性も考慮し、防衛体勢を戦時中のものへに以降。

北部防衛を担当する第1航空団に所属するヴォルフと舞は哨戒任務に出ていたのだ。

ちなみに、ヴォルフが喧嘩を売ってきたのは、暇潰しだそうだ。
(当たれば死んでいたが…)
戦時統制に入ったのは良いが強敵に巡り会えず、飢えていた所に居合わせた、と言うわけだ。

『お喋りはこのくらいにして、そろそろ基地に着くわよ。』

「あぁ、分かってる。」

雲の切れ間から見えるのはコペルニクス航空機地。

北部防衛の拠点とされる基地だ。

滑走路は3本あり、2本がX状にクロスした滑走路で、もう1本が輸送機等の大型機と区別されている。

『じゃぁ、地上で会いましょう。』

「あぁ。」

無線を司令塔に合わせ、ランニングアプローチに入る。

『接近中の大型機、聞こえるか?』

「こちらワイバーン]V、感度良好。どうぞ」

『ワイバーン…いや、なんでもない。了解だ。
これより着陸誘導を開始する。滑走路は左に見える第3滑走路を使用してくれ。』

「了解だ。」





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あきゅろす。
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