[携帯モード] [URL送信]

小説 フェアリー隊


格納庫に一機だけある機体…

重盛の愛機、F-15S/ACTIVは見てわかる程にボロボロだった。

右翼は真新しいが、根本が焦げたように黒くなっていたり、ところどころに機銃の被弾後があった。

重盛は乗り込み、起動させる。

「由貴、聞こえるか?」

『はい。』

「向こうの様子は?」

キャノピーを閉めながら問う。

『依然、こちらに接近中です。』

ディスプレイに明かりが灯り、情報が表示されていく。

『機数は6。内4機がバルキリーです!』

「…どう見る?」

『恐らく、先頭の2機はアグレッサーかそれに準ずる者かと。』

「同意見だ。
ハッチを開けてくれ。いつでも出られる。」

『了解!』

パネルが動き、発艦位置へと移動する。

『ハッチ解放、システムオールグリーン。発進どうぞ!』

麻衣からの声を聞き、目を開ける。

「イーグル改、スコール出る!」

カタパルトから打ち出され、空へと飛び出す。

青い空、白い雲を飛び抜け、ワイバーンの前へと出る。


[*前へ][次へ#]
[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!