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小説 フェアリー隊


「システムチェック!」

「レーダー、チェック」

「IFF、チェック」

「射出シートOK」

「HUD、FCS、PCS、AWP オールクリア」

「各機異常なし!」

『管制塔よりアドラー隊へ。
進路クリア、いつでも良いぞ!』

「了解。ウォルト、おまえからだ」

「了解だ。」

F-22のエンジンに火が灯る。
加速。
あっという間、離陸可能速度に到達する。

「続いてトム!」

「はいよ」

F-14Dが加速していく。
本来、海軍機のF-14。
可変翼を後退させ更に加速していく。

「次、ルキ!」

「はい!」

F-15Eが加速する。
大出力のエンジンだ。
直ぐに離陸。
ウォルト達と合流する。

『最後だな。グッドラック!』

「ありがとう。」

礼を述べてから、発進する。

タイフーンは軽量、小柄ながら双発のエンジン。

カナードとデルタ翼と言った珍しい組み合わせの機体だ。

離陸し、編隊を組む。

「ルキ、敵の位置は?」

「本機から7時方向です。」

「よし、各機良く聞け。
街を守るのに専念しろ。
既に、爆撃を受け、街は無茶苦茶だ。
これ以上、街に被害を出すな!」

「了解!!」

「爆撃を優先的に。狙われている友軍がいたら助けてやれ。」

「アドラー隊、散開!」



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