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小説 フェアリー隊


基地に着いたアドラー隊は休憩室で休みながら、僅かな休息を取っていた。

爆撃の衝撃が伝わり窓ガラスが揺れる。

リョウスケはノートパソコンを持ち込み、なんとか情報を得ようとしている。

「どうですか?」

ルキがパソコンを覗き込む。

「良くない…かなり押され気味だ。」

地図上には確認されている敵部隊が表示されている。

「あいつら、一体なにものなんだ?無人機って話じゃなかったのかよ!」

敵機体に関する情報を呼び出す。

コクピットらしい形があるが、外からは確認できない構造になっている。
撃墜した機体は単なる鉄屑。
コクピットと見当たるものがない。

「多分、無人機で間違いないと思う。」

「問題は誰が何のために狙ってきてるか…」

………………

「…ウォルトが珍しくまともなこと言った!」

トムが叫ぶ。

「う、うるさい!伊達に階級だけ上げてないわ!」

「うるさいってなんだよ!誉めてんじゃねぇか!」

っと、トムとウォルトが言い争いを始めた。

「でも、ウォルト少佐のいう通りですね。」

「うん。」

リョウスケはノートパソコンを閉じて、天井を仰いだ。

『アドラー隊、補給完了!
パイロットは格納庫へ!!』

「考えるのは後だ。
行くぞ!」

リョウスケ達は休憩室を飛び出した。



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あきゅろす。
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