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小説 フェアリー隊


敵との差が縮まる中、双方のミサイルが着弾し始めた。

「基地への損害は?」

「ありません。手前の海に落ちた様です。」

(よかった)
そう安心したのもつかの間、敵の数からして、どうやってもこのままでは勝ち目がない。

「基地指令に繋げるか?」

「はい!…どうぞ!」

「基地指令、スクランブルはどうなっているんですか?」

『今、発進を急がせてる!』

「早くしてくださいよ!」

無線を切り、加速する。

「隊長、見慣れないタイプの機体があります。」

報告書で見たのは黒い4枚翼の機体。
それが今回は…

「二枚…というか、あれB-2に似てないか?」

B-2 スピリット
ステルス爆撃機であり、そのステルス性はトップクラスを誇る。

しかし…

「レーダーにはちゃんと映ってるぞ?」

「多分、形が似てるだけだろう。」

「ってか、B-2に似てるってそりゃ爆撃機じゃねぇか!」

その通り、今更か。
っというのは突っ込まずに、敵を見る。

「各機、二機一組で戦闘。
俺と、トムが陽動。
ルキ、ウォルトが迎撃。
いいな?」

『はい!』

「いくぞ!」

アフターバーナーを灯らせ、敵陣に突っ込む。


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あきゅろす。
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