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小説 フェアリー隊


「報告書で見たあの機体だな。」

「敵の反応が…」

ルキの声が途中で止まる。

「なんだこりゃ?!」

反応が更に増え、もう数えきれない。

っと、その時

「アンノーン、攻撃を開始!」

「なんだと?!」

「目的は不明…いや、基地を狙っています!」

首都の北側に位置する基地。
そこがやられては防衛どころの騒ぎではない。

「トム!」

「おうよ!」

トムのF-14Dが長距離ミサイルを用意する。

ピピ、ピピ

『こちら、ホークアイ
なにがあった?』

レーダーを見ると南側から接近する機影、AWACSを探知していた。

「こちら独立部隊所属、アドラー隊。
首都警戒任務中にアンノーンを補足。
アンノーンは首都に攻撃を仕掛けてきてます!」

『わかった。
君達を援護しよう。』

AWACSのデータリンクでレーダーがより鮮明になる。

「おいおい、冗談じゃないぜ…」

レーダー上の300〜360までがアンノーン…いやエネミーで埋めつくされていた。

「無駄口はいい。トム、行くぞ!」

リョウスケとトムの機体から長距離ミサイルが放たれる。

「首都防空の連中はこの数を補足していなかったとでもいうのか?」

「さぁな。」

ウォルトの疑問に投げ槍的な反応を見せるリョウスケ。

「隊長、冷静さを失わないでください。」

ルキから忠告が入る。

「ん…あぁ、すまない」


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あきゅろす。
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