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小説 フェアリー隊
13

一年前、重盛が亡命してきたとき、監視役に選ばれたのはフレイの隊だった。

たまたまスクランブルで、第二陣として現地に向かったフレイ率いるクロノス隊。

目にしたのは、新造艦を持ち出してまで必死に亡命する重盛たちの姿。

事情は分からないが、離陸直前に変更があり、当基地に連れてこいとのことだった。

重盛たちの後ろにはスフィア国内からのクーデター軍。

よっぽど大事なものなのか、彼らは必死の追撃を仕掛けていた。

やっと、基地に連れてきた後は本部から数日の地上勤務と引き続き重盛達の監視、補助だった。

そんな日が続くかと思いきや、突如変化が訪れる。

所属不明機による突然の襲撃。

もちろんフレイは空に上がり、直ぐ迎撃に当たった。

その時、重盛達も出撃し共に戦った。

結果、クロノス隊はフレイを残して壊滅。

その件で首都に召還、軍法会議にまで出席した。

不問という結果でダリス島に戻ってきたのだが、なにやら新たな兵器開発の計画とやらに参加することになった。



その計画は無人機を完全無人運用するという計画だった。

参加したのはノンこと重盛とフレイ。
そしてアリシアだった。

3人で進めてきた計画は8ヶ月目に突如、異変が訪れる。

無人機の暴走…

被害はダリスだけに止まらず、危うく首都壊滅と言う事件まで発展した。

この結果、計画は中止になり、部隊は解体。
各それぞれの部隊を持ち活動を始めていた。


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