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小説 フェアリー隊


荒立たしい息使い…

いつかの戦闘の時の無線だろう

「殺らせてたまるか!」

ミサイルの発射音

『君に私を殺れるかな?』

戦闘機独特の空気を切るような音が聞こえる。

「くそ!」

暫しの間…

「今だ!」

不意に静かになった…っと思った瞬間、甲高いエンジン音が聞こえてくる…

「…っぐ……」

苦しそうな呻き声…
恐らく、失速からの180℃ターンを行ったのであろう。

「よし!後ろを取った!」

『ッチ…』

『…君は重盛ではないな……
スワロウ1より各機へ、撤退するぞ 全機退却!』



「コレはウェイカー基地襲撃時の無線記録だ。」

ウェイカーと言ったら、1ヶ月近く前の話しじゃないか

「敵の狙いは…」

「私のようだな」

その声に室内がざわめいた。

「そう驚くことはないだろ?
独立部隊の隊長なんだから」

その答えに室内は渋々っと言った感じで黙り込む。

「でもなんで狙われるんだ?」

「…それはわからない。確かなのは俺をテロリストが狙っていると言うことだ。」

黙り込んだ室内には様々な思いが渦巻いていた。



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あきゅろす。
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