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小説 フェアリー隊


フレイ・ジャックハート 視点


相変わらず、面白いことを言う。

敵の弱点が有人機だなんて…

他のメンバーは気付いていないようだが、単純明快な答えだ。

「あの…それはどう言うことですか?」

やっとの思いで発言したのは片霧だった。

「それは…」

「それは、俺達人間に共通することだよ。」

ノンが説明しようとしたところに割り込んでしまった。

ノンさんを見ると手を出して「どうぞ」と言ってきた。

「いいか?俺達は人間だ。
人間には限界がある。
パイロットにとっての限界とは?」

「判断力?」

パイロットの一人が答える

「その元になるのは?」

この問いには別のパイロットが答えた。

「体力!」

「その通り。」

とノン。

「体力は消耗する。即ち連続した攻撃や長期戦に持ち込めば…」

ここまで言ってノンさんの方を向くと頷いた。

「勝機が見える!
しかし、最近やつらの目的が変わりつつある。
これについてはアヴェンジャーから」

伊波が立ち、壇上に向かう。

「まずはこの無線記録から」

そう言って聞こえてきたのは、いつかの戦闘の無線記録だった。







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あきゅろす。
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