小説 フェアリー隊
11
ダリス島航空基地
ブリーフィングルーム
フレイは基地指令室から出たあと、ブリーフィングルームに来た。
そこには、三上となおとの姿があった。
「どうだった?」
まず口を開いたのは三上だった。
「検討はする。だ、そうだ」
「だろうな」
っと、さらに三上は続けた。
「首都防衛も大事だろうが、ウェイカーの一件があるから慎重な体制なのだろう。」
「その通りだよ。」
しかし、ここで話し合っていても仕方がない。
強いて言うなら、例の不明機は北から来るっと言うことだ。
今までのデータを見る限り全て北からなのだ。
「…とりあえず、警戒を北側にしようか?」
「それ以外ないだろう。」
っと、ここで飛行ルートを話し合っていても仕方がない。
三人は、実質的な飛行ルートを作り、それを基地司令に提出することにした。
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