小説 フェアリー隊
7
派遣された先では、その派遣(一部傭兵)部隊として一つの隊として動くことになった
(そう言えば、隊長の名前聞いてなかったな…)
隊長は大体、タッグネームで呼ばれていた。
─メビウス─
それが彼のタッグネームだった
彼を隊長とする、臨時編成部隊─シルバーシルフ─は戦局を大きく変えた
今まで、圧倒的に不利だった状況を一瞬で粉砕
例え激戦区に入ったとしても、彼が戦域に入った途端に状況は変わった。
正直、俺達はおこぼれ、若しくは残りを撃っていた。
(彼は…凄かったな)
最多撃墜数は1日で73機
彼は的確にミサイルや機銃を射ち落としていった
「…ふぅ」
ピピピ(呼出音)
「なんだ?」
『隊長!例の不明機のパイロット、覚醒したそうです』
「わかった!
ヴァンシーに緊急回線で繋いでくれ!
すぐ、そっちに行く」
『わかりました』
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