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音夢小説*短編*
2M+S=Y DTO夢
そう、たとえるなら

筋金入りの

学級委員タイプ。



2M+S=Y





「シエラ」

「はい」

「今日、日直休みだから…」

「学級日誌ですね」

俺が、言い終わる前に彼女はそう言った。

「お、う。
 よろしく」

「はい、解りました。」

彼女は俺から、学級日誌を受け取った。





彼女は毎時間、授業後に学級日誌をつけた。

4限目は俺の授業。
English


「Hello,everyone!」

「Hello!Mr,DTO!」

「Sit down please!」

彼女は、真剣に授業を受ける。

「SVOCの、構文は良く試験に出るうへ。
 頑張って覚えろよ」

たまに、グラウンドを見てぼぅっとしている。






「せんせー、さようなら!」

「おう、明日な!」

何人かの生徒が、俺に手を振った。

俺は、点検に教室を廻った。

俺の教室には、人影があった。

「おい、帰らないのか?」

「あ、先生
 帰りますよ…だけど、まだ学級日誌が書き終わってないんですよ」

そう言って、はふふっと笑った。

「何でだよ?
 授業終わってから、ちゃんと書いてんじゃん」

「あはは、昼休みに友達と遊んじゃったから
 学級日誌の事なんて、忘れてたんですよ…」

は夕焼けに照らされた。
そして、グラウンドを見ていた。
眼鏡が、夕焼けを吸い込む。


「珍しいな」

俺はそう言って笑った。

「何がですか?」

は笑っていた。

「いや、シエラが仕事忘れるなんて」

「私は、完璧な人間じゃないですよ」

まだ、笑っている。


「はい、終わりました
 先生がココにいて、良かったです」

…。

「何で?」

「何でって…
 職員室行く手間が、省けるじゃないですか」

シエラはさらりとそう言った。


…まぁ、いいけど…

「じゃ、さよなら」

「おい。」

「はい?」

「…スカートが短い」

俺は何とか、そう言った。

すると彼女は妖艶に笑った。

…。

「ワザト…ですよ」

シエラは悪戯っ子のように笑った。
そして、逃げるように俺に背を向けた。


「…ったく。」




職員室の机につき、溜息をはく。

俺は学級日誌をチェックしていた。
一時間目 理科 ヨシオ先生 エネルギー
二時間目 国語 淀先生   古典、漢詩
三時間目 体育 ハジメ先生 ハードル走
四時間目 英語 DTO   SVOCとか、なんとか。
五時間目 音楽 ハニー先生 ジェリコの戦い
六時間目 社会 一京先生  経済、景気変動

癖の無い、綺麗な字。

何か英語だけ適当な気がするが、笑えてくる。


良かったこと
DTOと話せた事。

…!?

悪かったこと
DTOがサユリちゃんと話していたこと。


…。



「…何だ…?」

そう独り言を言ってしまう。

…何が言いたいんだ、アイツは…。


いや、自分は解ってる。

脳が理解してくれない。

まさか、と否定をして、解ってくれない。

我ながら、間抜けな脳だ。


俺は溜息しか出なかった。

そういえば、シエラがあんなに笑ったのを始めてみた気がする。



□ アトガキ ■

…短い…orz

初めてのDTO夢ですが…もうなんか
色々と駄目だ…(笑)
私が書く大人はみんな、ヘタレてる…
見てて、からかいたくなりますね!!
まるで…子供の玩具です(ぇ)
でも、大人って、そんなもんじゃないっすかねぇ。
結局…子供に振り回されるんだよ…(誰)

…DTOって、増えるかしら?
ウチはマイナー夢を愛でます。

H.18.10.4


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