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音夢小説*短編*
カルピス ニッキー夢
「いいよ、私の家においで!」

「うん、いいよ…何時?」

「…え…今?」



カルピス



今、ニッキーから電話がかかって来た。

「いま、家のペンキ塗り替えてんだYO…
 空気が悪いのなんのって」

わざとらしく咳をする彼。
自分でまた、落書きしたの?

「いいよ、私の家おいで!」

「いいのか!?よっしゃ〜!!」

凄い喜びようですね、あんちゃん。

「うん、いいよ…何時?」

「今から行ってもいいか!?」

「…え…今?」



と、こうなっています。

「あ〜…早くしないとニッキー来ちゃう〜…
 何もないよ〜…
 クッキーとカルピス出すしかないなぁ。」

カルピス大好きなんだけど…もう出すのか…。
まぁ、別にいいんだけどさ。
彼氏に飲まれるのは…ね。


『ピンポーン♪』

インターホンがなった。

とりあえず、玄関まで行く。

「は〜い、今開けます。」


かちゃり。
と開けると、やっぱり彼が居た。

「よっす!」

ニッキーが元気良く挨拶してきた。

「あぁ…上がって良いよ。」

部屋へあがるとニッキーは辺りを見回した。

「うっひゃ〜…シエラちゃんの部屋綺麗だなぁ〜…
 白い壁見ると、俺お得意の芸術したくなるYO!」

「しないでね」

「わかってます。」


私は、冷蔵庫の方に駆けて行って、例のカルピスを手に取った。

コップに氷と、白く濁った液を入れて、水で薄め、かき混ぜる。
カラカラと、心地よい音が耳に入ってくる。

「はい…カルピス。
 好き?」

「あぁ、大丈夫だぜ。」

ニッキーは、喉が渇いていたのか、喉をならして
カルピスを一気に飲み干した。

「ッあ〜…美味いぜ!
 シエラちゃん、カルピス上手い具合に作れてるな。」

ニッキーは、踊り出さんばかりだった。

「カルピスは小さい頃から大好きだったんだ〜」



ニッキーは少し、カルピスの入っていたコップを見つめた。

「ニッキー、何無機物を見つめてるの?
 やっばいよ」

「馬ー鹿。
 俺は、お前しか見詰めねぇYO」

「あは」

ニッキーが舌をぺろりと出した。

「んでさぁ…
 結構前の、カルピスのCMなんだけどYO…」

ニッキーはサングラス越しから、シエラを見詰めた。

「ん〜?」

「カルピスは恋の味がするらしいYO!」

そう言うと、素早くシエラの唇を奪った。


「恋の味って、コレか?」

「…かもね」


甘い、甘い

カルピスの味。



□ アトガキ ■

恥ずいなぁ…
あぅ〜

カルピスって初恋の味…でしたっけ?
あ〜それだったら、無視したなぁ。

ニッキー、公式ページキター!
って事で書かせて頂きました〜。
難しい。
デイヴとかさなる…「YO」って。
ちぇけらってどこでいれようか。

いいや、ちぇけらはギャグで入れよう。
なんか、妙に甘いから。

っていう過去の産物でした(笑)
2年前かなぁ。

H.19.05.15


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