大きな手、小さな手
「ロイの手って大きいな」
いきなりロイの手をとって言うエド。
「どうしたんだ?いきなり」
「いや、俺より2倍くらい大きいからさ」
エドはロイの手を握りながら言う。
愛しそうに、愛しそうに。
ロイはそんなエドがたまらなく愛しかった。
「体もさ、俺の頭一個分くらい大きいし…」
エドは自分もそれくらい大きくなりたい、と
ぶつぶつ口をとがらせて言ってくる。
そんなエドをロイは抱きしめた
「ロイ??どうしたんだよ急に」
「いや、私は鋼のが小さくてよかったと思ってるよ」
「ムッ小さい言うな!!」
エドは顔を赤くしぶーぶー言う
「こうやって鋼のを抱きしめられないだろう?」
「あ……そっか…」
「それに鋼のが出かかったらこうやって
温める事もできない」
エドはよっぽど恥ずかしかったのか、
顔を下に向けた。
「大好きだよ鋼の」
「な!!……俺だって」
そして抱きしめ合ったまま2人は
キスしましたとさ。
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