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どうせ叶いやしない
※小説版がベース





回復アイテムが足りなくて、買い出しに行こうと思ったら道具屋の前でエンデュランスを発見。
あいつでもショップで買い物するのか、と変な親近感。

「………あ、」
「…よぅ」

軽く口挨拶をして、俺の横をすり抜けてさっさと行こうとするもんだからちょっと待てよと腕を掴む。

「…何?」
「少しくらい話、しねぇか?」
「……何を?」

スカした態度、冷たい言動、こいつは元々こういう奴だと分かっているのに頭の隅っこで苛々が募る。
でも猫の話をするときは、普段と違う表情になるのがすぐ分かる。
猫、ねこ、ネコ。
あいつが大事そうにしていた白いネコ。
あいつが恋い焦がれていたネコ型のPC、ミア。
ネコ……あいつが大好きだった、ネコ。
……なんで、あのネコに嫉妬してんだ俺。

「僕、忙しいから…」

手をパッ、と離して風のように去っていく。
あ、なんて言ってるうちに俺の前からいなくなる。

「…んだよっ、くそっ」

壁に八つ当たりして、足蹴りしてみると足の先っぽが痛くなった。
ああ、俺達って痛みを感じるんだっけか、とぼんやり。
そういえば俺、なんでアイツの事を考えていらいらしてるんだ、なんでモヤモヤしてるんだ、意味わかんねぇ。
なんでネコ何かにいらいらしてんだ、意味、わかんねぇよ……。




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小説版片思いみたいなハセヲさんを一回書いてみたかった←


あきゅろす。
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