探求
──全てを刻む星の記憶に抗って、俺はジェイドのいる場所に行くから
そういえば旅の時にそんな事約束したな、と考えながら見上げる空。
──何があってもどこに絶対にどこにいても探しに行くから
どこで何をしていても、なんて無理な事。
でも、彼なら可能なんじゃないかと思った。
──だから、ずっと待ってて欲しい
ずっとずっと、死ぬまで永遠に。
死ぬまで戻って来なくても。
──ずっと、愛していて欲しい
「2年……」
そんな約束をしてからもう2年。
2年もたつと歳とか、考え方とか、いろいろと変わってしまう。
もう戻って来ないんじゃないか、とかたまに考えてしまって涙が出てくる。
「私は、ここにいますよ…」
戻って来ないけれど、今でも愛してる。
その気持ちだけは変わらない。
貴方に私を探す勇気があれば私はどこにでもいるから、だから
「早く戻って来て下さい…」
もうこんな思いさせられるのは勘弁だ。
出来る事なら会いたい。
「戻って、来たよ」
誰かが耳元で囁いた。
「──っ!」
目に写るのは赤い髪と見慣れた瞳と、
「ルーク…?」
ああ、帰ってきた。
本当に探しに来てくれた。
「ただいま」
「…おかえりなさい」
ヤンマーニ聞きながら書いた(笑)
ただ単にただいま→おかえりなさいの下りがやりたかっただけ←
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