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ラブラブも程々に
最近やたらとシンジがそわそわしてる。
フィフスの方を見ては目をそらす、見てはそらす…の繰り返し。
端から見てると苛々してならないので、首を突っ込むことを決意した。
アスカ、いきます!

「…え?最近なんでそわそわしてるかって……?」
「そうよ、気になって仕方ないじゃないの」
「えっとそれはね……僕とカヲル君が……




明日が始めて手を繋いだ記念日だからだよ」

「………はいぃ!?」
「カヲル君には内緒で何か準備したいんだけど…思いつかなくて」

小さい、とにかく小さい。
というかどこの初々しいカップルだあんた達。

「何それちっさ…」

あまりのスケールの小ささにびっくり。
手を繋いだ記念日って…しょぼっ!

「そ、そんなことないよ!」
「どうしたんだい?」
「「うわぁ!」」

そして現れたシンジのお相手。
神出鬼没なのはどうにかならないものか。

「あー…明日ってあんた達がはじめt」
「うわぁぁあ!カヲッ、カヲル君、今日の晩御飯どうする!?」

何それわざとらしい!
どうやらシンジはフィフスには内緒で記念日とやらを実行したいらしい。
…そんな小さな記念日、フィフスが覚えてるんだろうか。

「あ、シンジ君、そういえば」
「え、何?」
「明日って僕らがはじめて手を繋いだ日じゃなかったかい?」

覚えてたー!
つまりはラブラブかそういうことか。

「初デートの記念日でもあるよカヲル君」
「初キス記念日でもなかったかい?」

初デートにしては進んでますね。
案外肉食だったのねシンジ。

「っていうかフィフスが覚えてたんなら内緒で何かやる意味なくない?」
「…僕はカヲル君に喜んでほしかったんだよ!!」
「シンジ君っ……」

そこ、フィフスがキューンとしてるわよ。
なんだこのバカップル…!

「ってことでどうしたらいいかな?アスカ」
「へ…?」

………知るかっ!





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大変遅くなりました甘シンカヲギャグ、お持ち帰りは夜波様のみ可能です


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