お願い、聞いて
本当は好きじゃない癖に。
「シンジ君は嘘つきだよ」
「そんな事…」
いきなり言ったそれには大層驚いた。
だって、
「シンジ君は僕とファーストを重ねているだけだろう…?」
僕はシンジ君の事好きなのに、不公平だよ……
何て言うもんだから。
嘘なんてついてないよ、だって僕綾波じゃなくてカヲル君そのものが好きなんだ。
「ねぇ、誤解してない?」
「…何をだい?」
「僕はカヲル君が好きなんだよ?」
どうしてカヲル君がそんな事考えたかは知らないけど、これだけは言える。
僕はカヲル君が大好きです。
でも言えば言うだけ嘘だ嘘だ、と首を横にふる。
もう、どうしたら信じてくれるの…?
「ス……」
「へ…?」
「キス…してくれたら……信じても構わない…」
顔を真っ赤に染めて、ホント可愛いんだから!
しょうがないな、珍しくカヲル君から言ってきてくれたんだし。
「いいよ」
沢山沢山してあげるからね。
だから逃げちゃ駄目だよ?カヲル君。
.
夏なのにあつっ苦しい程ラブラブ(笑)
他所でやれ!(笑)
2009年に暑中見舞としてフリー配布した作品
配布は終了しました
無料HPエムペ!