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二人だけの秘密だよ
「セカンド、行こうか」
「そうね」


学校が終わってネルフに行く、それが私達のいつもの日課。

本当はネルフなんて行きたくないケドこいつが行くって言ってるから仕方なく行ってやってんのよ。


「今日はシンジ君、来れないと言っていたよ」
「ふーん、私には居ようが居まいが関係ないけど」


日常的な会話だけど日常的じゃないのはこの会話にエヴァとかネルフが関係してるから。


「あんたはあいつに居て欲しい訳?」
「そうだね」


気に入らない返事、気に入らない対応。
嫌いに思うけど…でもどうゆう訳だか嫌いになれない。
逆に…好き。
私達は先月辺りから何の根拠もなく付き合い始めた。
ただ嫌な気分はしなかった。
逆に面白い奴だと思った。

何で頭は良いのに常識がずれてるのかとか

何でエヴァとあんなにシンクロ出来るのかとか


でもそうやってあれこれ考えてるうちに『面白い』の感情がいつの間にか好きの感情になってたのよ!

不思議なもんだわ。
嫌な所は…ないけど一つだけ気に入らない事がある。

「セカンド?」
「え?あ、何?」


この呼び名…私の名前はセカンドじゃないっつの!


「あんた!」
「なんだい?」
「私は確かにセカンドチルドレンだけど名前はセカンドじゃないの!」
「うん」
「アスカって呼びなさい!その代わりカヲルって呼んでやるわ。良い!?」
「…わかったよアスカ」
「それで宜しい」


これで気になる所解消!
すっきりしたわ。
でも


「皆の前では呼ばない事」
「何でだい?」
「何でもよ!」


だってそんな風に言ったら恥ずかしくてクラスに顔向け出来ないし、女子どもに何て言われるか。


「…二人っきりの時だけよ」
「…うん」


だからこれは私達だけの秘密。




二人だけの秘密だよ





個人的に名前で呼びあって欲しい(笑)
勝手に続きますよ、うん


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