シンカヲ
自分が絶対と言えますか?
自分を絶対信じられますか?
(自ら努力した結果の後に運命という言葉は続いて欲しい)
僕が得たこの真実も偽りも、絶対の中から得たものであり絶対ではないものの中から得たものなのだと気づく頃には世界は変わっていて、時の流れは無情なものだとそっと目を閉じ苦笑い。
(嘘をつくなら何も言わなくていいんだよ)
偽りで固められた言葉なんて嬉しくないから、言葉のナイフは胸をえぐってえぐってえぐり続ける。
(それでも優しい嘘は人を助ける希望ともなる)
嘘だとわかっていてもすがりたいものがあるのだ。
そのすがりたいものは結局自分次第で救いにも滅びにもなると気づいた頃には独りぼっちになっていた。
(ひとつのことに気づくのにはどうしてこんなに時間がかかるのか)
ねぇ、カヲルくんは僕に何を教えてくれて何を伝えたかったのだろうか。
(残ったのは、君への想いだけだ、寂しいよ)
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