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不安。

母親がいない以上、やはり兄である自分が気づいてやるべきだったのだろうと反省した。

「おかしくはない…と思うぞ…お前の周りが早すぎるんぢゃねぇか…
高校でなるやつもいるらしいし…」

「そうなの

不安げだった表情が一気に明るくなり、和哉を見つめた。

「まぁ…聞いた話じゃな…」

自分は女じゃないからハッキリとは言ってやれなかった。

「良かったぁずっと不安だったんだぁ
さすがお兄ちゃん

尊敬の眼差し…
しかし和哉は

不安だった。

「ほんとかはわからないからな

一応…駅前の産婦人科行ってみれば

兄の提案に妹は
嫌な顔をした。

「ぇぇ…やだょ…」

「もしも病気だったらどうすんだよ…」

「だってあそこの先生男の人しかいないって聞いたもん…」

「ぁ…」

思わず愛梨が医者にエロぃ診察を受けるシーンが頭に思い浮かんだ。

「じゃあダメだ。」

妄想だとゆうのに嫉妬心できれいな顔が歪んだ。

愛梨は不安げに和哉を見上げていた。

「…俺が見てやろうか」

和哉自身が一番驚いた。

「ぇ……」

「…じょっ…冗談…だょ

愛梨はしばらく
正座したままはうつむいていた。

和哉は
自分が発した言葉が信じられなかった。

「(何考えてんだ…俺はっ…)」

「………。」

沈黙が続き…
愛梨が口を開く

「お兄ちゃん…」

「ぁ…

「嫌じゃない

「…何が…」

「見るの…」


愛梨は
兄の話を真剣に捉えていた。




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あきゅろす。
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