あいまがばっくなんばー
★8/3
2009.8.3 Takuma'S
HappyBirthDay!
頬に触れる柔らかな感触にふと目を開けば…すぐ側には少し焦った風な可愛い恋人の赤い顔があった。
「あ、ゴメ…」
「寝込みを襲うなよ。」
"違う"と言いかけた智の手を引き腕の中に抱き込んで…そのカタチの良い柔らかな唇に唇を重ねて。
「たまには襲え。」
「なに言ってんの!」
カッと赤くなる顔はいつ見ても可愛い。
…つか。
そんな顔見て襲わないヤツなんているのかよ。
ニヤニヤする口元を隠しもせずそのままベッドに押し倒すと俺の可愛い智はいつも通りの可愛くない抵抗モードに入る。
…全く。
たまには"抱いて"くらい言って自分から脱げっての。
まあ、このシチュエーションもいい加減慣れたし燃えるからいいんだけどな。
と…そんな事を思う辺り俺は重度の溺愛病だと思う。
「待って!待って…」
「待たねぇよ。」
華奢な身体を抱き締めむき出しの肌に舌を這わす。
ビクン、と震える身体をゆっくりと味わう…と。
バサッ!
その目の前に白い封筒がさらされた。
「俺は紙を抱いてるつもりはねぇが。」
「ぁ…も、違う!これ…みんなから…っ…」
感じ始めてる可愛い智が流されまいと必死に堪えてる姿がまたそそる。
逃がさないよう細い肩を抑えつけたままその封筒を引き出すと…ん?
「…封、筒?」
「ロシアの民芸品みてぇだな。」
中から白い封筒が二枚出てきた。
訝しみながらそれを一枚取り出し封を開く。
「…映画のチケット?」
すると中からは始まったばかりの映画のチケットが二枚揃って出てきた。
そしてもう一方を開けると…その中には駅前にある少々高級なホテルのステイ用のカード。
…これは。
「みんなから拓真の誕生日プレゼントにって。」
「…そうか。」
…全く。
サプライズもいいトコじゃねぇか。
ウカツにも感動しちまったよ。
ニヤけそうな顔を智の胸に埋め…俺は静かに瞳を閉じた。
‐NEXT?‐
あいまがばっくなんばーのパスは
【natsu】
です(^O^)
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