季節SS
C
それから…
そこで拓真とセックスして…
慌てて台所に戻ると支度はほとんど終わってた。

「ごめん良介!」

「いいよ。元はウチの女王様のイベントだからな。」

「誰が女王様よ!?」

台所の入口で淡いブルーのワンピースを着た涼菜ちゃんが…仁王立ちしていた。

「お腹空いたー早く食べようよ!」

先に席に座ってる和美さんはすでに缶ビール片手にホロ酔い気味で。

ホントに…
大葉家は面白い!

「わかったわかった!とっとと始めようぜ。」

拓真の合図で席に座る。

テーブル一杯に並んだ料理は良介と俺の合作。

っていうか…
良介がこんなに料理上手だとは知らなかった!

この前…俺の誕生日の日に拓真がご飯作ってくれた時にもビックリしたんだけどね。

良介の作ったちらし寿司を一口食べる。

「美味い!」

「そうか…良かった。」

照れたように笑う良介がサラダに手を伸ばす。

「ウチで一番料理上手なのは良ちゃんなのよ!」

嬉しそうに涼菜ちゃんが笑う。

「だから私が料理しなくても平気なの!ホント助かるわ。」


あははっ!
と笑った和美さんに…

「お前があまりにも料理下手だから、俺らは必死に練習したんだっつの!」

拓真が言い放ち…それでも和美さんは笑って。

「そのくらいで丁度いいのよ!」

二本目の缶ビールを飲み干した。


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あきゅろす。
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