K I R I B A N




狭いナカを押し分けながらの動きに身体が震える。
最奥まで突き挿れられた拓真の硬い尖端が俺のイイトコを強く擦りたまらず声を上げた。

「あ、ンッ!そこ…っ」
「ああ…」

柔らかな唇が身体中至るところにまでキスを落とし舌が這う。
細い指先は止まることなく俺の肌を愛撫し続けた。

「んッ、捏…てっ…」

鎖骨を這う舌に感じ突起を強く捏られ腰が揺れる。
突き挿れられる度身体の中の熱がどんどん上がっていくみたいで。

「たく、っ熱…い」
「ああ…」

短い返事しかくれないけどその度俺を見つめて動きとは裏腹な優しい笑みをくれるから…。

「た…くぅ…」

愛しい名前を何度も呼んで何度もキスをせがんだ。

「とも…っ…もっと締めろよ…」

耳から流れ込む甘い低い声にゾクゾクしながらナカに力を込める。
すると…完勃ちの拓真のを包み込むような感覚がして…そのカタチまでもが分かるみたいで。

「硬…い…」
「ああ…」

"拓真"を感じながら俺は上がりきったネツを吐きだした。

「……っ…」

ビクビクと腰が震え連動してナカが自然に締まる。
低く唸った拓真は少しゆっくり動いて…俺の放出が終わるのと同時にまた速度を上げた。


ギシギシとベッドが軋む。


身体の力が抜け感覚がどこか遠くにいってしまっていても…俺を見下ろす拓真の笑みは変わらず優しくて。

「たく……」
「とも…っ愛してる…」

頬に添えられた手に指で触れて掌にキスをする。
俺の肌を滑った"ひら"に、しなやかな指先に…。

「…やらしい唇だな。」

そう言って口の端を上げると拓真の突き挿れが強く早くなる。

「あっ!ン、んっ!」
「とも…っ……」

そして…俺の名を呼びながら低く唸った拓真がナカにネツを放った。

脈打つのとナカに注がれる感覚を感じながら…俺は拓真を強く抱き締めてゆっくりと瞳を閉じた。





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あきゅろす。
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