K I R I B A N




なにがキッカケでそうなったんだか発情した拓真に姫抱っこをされて連れてこられたのは寝室で。



ドサッ。



ベッドに下ろされるなりその上に拓真がのしかかってきた。

「あ…っ…」

首筋に唇を寄せ時折舐め上げながらシャツの裾から滑りこませた手をグッと押し上げる。
あらわになった胸にあの細い指を這わせ…突起を緩く、強くと捏ねていく。

「…ん、ぁ……」
「集中してるお前にそそられた…」

肌に触れていた唇が一点をクッと吸い上げまた"印"をつける。
その度震える俺を見下ろし拓真は口の端をクッと上げて。

「俺の手…好きなんだろ?」

そう言って指先を俺の唇の隙間に滑らせた。

「堪能させてやるよ。口、開けな。」
「…ん……」

緩く開けた口の中に長い指が入れられる。
それを…フェラするみたいに抜き差しされて。

「…美味い?」

いやらしく笑う久々に見るSっ気たっぷりな恋人を見上げて興奮する俺もどうだか。
返事をせずにいると下ろされた拓真の左手がジーンズの前を開き中に滑り込んで下着越しに俺のに触れた。

「もうこんなかよ…やっぱ智チャンは変態だな。」

“違う”と首を横に振る俺を見て舌なめずりするキレイな悪魔。
魅入られた俺は…この人なしじゃダメなんだってことを骨の髄まで刷り込まれる。

そして口から指が抜かれて同時に下着ごとジーンズが下ろされて。

「た…く…っ……」

後ろに…俺の唾液で濡れた指が這わされた。
ぬめる感触が広がりソコを愛おしげに一撫でしてからゆっくりとナカに指が挿れられる。

「まだ…第一関節…」
「…ん……」

そこからまた奥に進んで。

「今…第二関節。分かるか?」

コクコク、と頷く。

「…熱いな。」
「たく…ぅ……」

根元まで収まった指がゆるりと動きだし全身に甘い痺れが走る。
いやらしい音をさせるそこに指が一本増やされ、苦しくて俺は…拓真にキツくしがみついた。

「相変わらずキツいな…」
「んっ、たく、…ッ…」

降ってくるキスにこたえながら膝を開き拓真のシャツの袖を握る。

「…欲しいか?」

数度頷きやっとナカから指が抜かれて…。

「マジ…たまんねぇな。」

そう言った拓真のが…ゆっくりとナカに入ってきた。





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あきゅろす。
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