K I R I B A N




二日ぶりのコミュニケーションでエッチは三日ぶり。

久々の幸せ補給をした俺は大好きな大葉とエッチ後のラブラブバスタイムを満喫中。

「ふうぅ……」

幸せの…色にしたらピンクな息を吐きながら俺はバスタブの中、愛する大葉にもたれて大きく伸びをした。

「大丈夫か?」

背後からの声にグイッと顔を向けてニッコリ。

「大丈夫!キモチよかったよ!」

…って聞かれてもないことまで言ってしまって慌てて前を向く。
クスクスと笑う声を聞きながら…ホントに幸せだなぁって思って大葉に更に思いっきりもたれかかって"エヘヘッ"と笑った。

「随分と長く放っておいたか?」

って言われてまた後ろを向く。

「ん?どして??」

聞き返すと大葉は俺の両脇に腕を入れてクルリと向きを逆にして…。

「首が疲れるだろう?」

向かい合わせになった俺の唇に触れるだけのキスをくれてから。

「さっき…あんなに積極的だったから。」

と、小さく言った。

そう言われて俺は…さっきの飢えまくりな自分を思い出して顔がメチャクチャ熱くなる。

「あ、うん、あれね………」

しどろもどろ。
でも…ごまかしても、ね?

「うん。ずいぶんほったらかしだったよ。」
「…そうか、そうだよな…」
「おーばが帰ってきてバタンキューで二日、エッチなんて三日ぶりなんだから!」

そう言って抱き着いて唇にキスをして。

「ほっとき過ぎると…浮気しちゃうんだからね!」

プーっと頬を膨らましてもう一度キスをした。
すると大葉は。

「それは困る。」

眉を寄せて俺の首筋にキツく吸いついてきて。

「俺のだって印を付けておかないとな。」
「え…おーば…っ…」

戸惑う俺に構わず首筋にキスマークをつけていく。

「ちょっ…くすぐった…」
「暴れるな。」

抱き締められて…たくさんのアトをつけられて。
なんか……。

「幸せだなぁ…」
「ん…?」

ニヤニヤしてる俺を見つめる大葉もいつもより頬が緩みぎみ。
そんな顔も可愛くて俺はまた大好きな恋人に恋に落ちた。

「芹…」
「ん?なぁに?」

唇に触れた大葉のが俺の耳元にそっと寄せられて。

「放っておき過ぎたら…浮気をする前に襲ってくれよ?」

そう言ってクスリと笑った。

言われて顔が熱くなる。
けど…たまにはこんなのもいいかもね?
なんて思いながら俺はまた大好きな大葉の唇に甘い甘いキスをした。









‐END‐


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