K I R I B A N




頑なな唇を自分のでふさぎ舌先を中に滑らせる。
ビクリと震える細い身体を抱き締めシャツのボタンを上から二つまで外した。

「お…ぉば…」

戸惑い気味の声のする方に視線を向けサラサラな髪に指先を通して。

「芹…」

愛しい名前を呼んで細い首筋に唇を寄せる。
すると…強張っていた身体から力が抜け俺のシャツの腕辺りをきつく握っていた手がぎこちなく首に回された。

「…観念したか?」

赤く染まった頬に唇を寄せると芹は唇を尖らせむくれたような顔付きで俺を見上げて。

「も…変な時にばっか強引なんだもんやんなっちゃう。」

そう言って頬をプッと膨らませた。
本当に…こんな所がまた可愛くて仕方ない。

「なんで笑ってんの!」

緩んだ顔を見られてそう言われ俺は苦笑いを返す。
そのままシャツの三つ目と四つ目のボタンを外すと胸元に唇を落としてからそれを両側に開いた。

「芹が…あまりにも可愛くてな。」

赤いチェックのシャツの下の肌は俺しか知らない白い無垢な純白。
そこに恭しくキスをおとしピッと尖った突起をゆっくりと口に含んだ。





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