K I R I B A N
4
まさしく愚の骨頂。
大事にしたいと思っているのに抱きたいという思いに負けて、病人を…しかもキッチンの冷たい床の上に押し倒しているなんて。
「ン…ッ、あ…」
パジャマの前を開きその胸元に舌を這わせて一日振りの肌を味わう。
抱いた身体がいつもより熱くて…重ねた唇も絡めた舌も全てが熱い。
それを感じる度、胸がチクンと痛んだ。
「ごめんな…?」
見下ろした智が緩く笑い…全てが許されたようなそんな錯覚に陥る。
ズボンの中に手を滑り込ませ、すでに勃ち上がっている智の可愛いモノを下着越しにゆっくりと扱いた。
「あぁ…ッ…」
悶える姿がエロっぽい。
しっとりと濡れた下着の中に手を滑らせ…感じて硬度を増したモノを握り軽く扱いてからその溢れ出た雫で奥を潤した。
「とも…感じる?」
キツく閉じてるまぶたに唇を寄せ、入口を指先で開いてナカへと進む。
差し挿れた指先がナカのイイトコに触れる度、組み敷いた智の華奢な身体が大きくのけ反った。
「…溜まってたのか?」
溢れ出る場所を親指の腹で軽く刺激してやる。
「たった一晩シなかっただけで…?」
見下ろしたキレイな顔が真っ赤に染まる。
その頬にキスを落として下着ごとズボンを下ろした。
「た…く…」
潤んだ瞳を見下ろし智のソコに堅く勃起した俺のモノを添えて…ナカへと差し挿れる。
「…ン…ぁあ…っ!」
智の掠れ声を聞きながら奥へと進み…根元までを収めてからゆっくりとスライドをし始めた。
濡れたナカはいつもと変わらずキモチイイ。
ナカを往来しながら胸の上で堅く勃っている突起を口に含み、舌先で転がす…と。
俺を受け入れているナカが感じてキュッと締まった。
「キツ…。」
そうでなくても一日お預けの直後だ。
ガッツリ味わいたいのにこうもキツく締められたら…ヤバい。
「とも、力抜け…。」
愛撫からキスへと移行し変わらず奥へと突き挿れ続ける。
引き際にナカの天井を擦り上げると…一層掠れた声を上げて智が細い腰を揺らして。
「あ…ぁ、ン!たく…ッ…イく…ぅッ!」
同時に智が限界を迎えて…そのエロっぽい恋人を見下ろしながら、熱いナカで俺もイッた。
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