K I R I B A N





沸き上がる欲望を何とか押さえ、キッチンに戻って智の食い終えた皿を洗う。

こんな時だからこそ、なのか分かんねぇが…今日の智はいつもより可愛くて色っぽくてムチャクチャそそられた。

「…だが病人は抱けねぇしな。」

年中盛ってる俺にも良心ってモンはある。
しかも前日のアノ状態を見てるから…もう数日は様子をみたい。

智に…無理はさせたくないんだ。

「…拓真…?」

なんて思ってるところにその智チャンが現れ…振り返り睨み付ける。

「…のヤロ…俺の許可なくベッドから出るなって…!」
「ごめんね…でも…。」

キッチンの中に入り俺のすぐ側までくると…。

「たく…一緒に寝て?」

そう言って俺の胸に顔を埋めた。
ドキン、と心臓が大きな音をたてて鼓動が早くなっていく。

「…眠れねぇのか?」

フルフルと首を振る可愛い恋人を抱き締め額にキスをする。

「違う…俺もたくが側にいないとなんか変で。」

「…どんな風に変なんだよ?」

顔を上げて俺を見つめる智の瞳は濡れて潤み…そのエロっぽい表情はダイレクトに俺の下半身を刺激した。

「触って…ほしくなる。」

「なに…触って、欲しくなるのか?」

抱き締めた智の尻をスッと撫で上げパジャマの裾から指を滑り込ませる。
そして滑らかな肌をツッ…と撫で上げ胸元の可愛らしい突起を指先で弾いた。

「ン、あッ…!」

ビクン、と震える智の身体を強く抱き…ゆっくりと唇を重ねた。





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