K I R I B A N
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ピピピ…
不愉快な目覚ましの機械音に意識が戻り…
ゆっくりとまぶたを開く。
目の前には…腕の中で眠る可愛い恋人。
尚も鳴り続ける携帯を引っ掴みスヌーズ機能をOFFにした。
時間は朝の六時。
夜遅くまで抱き合って…朝はこうして目覚ましに起こされる。
智と一緒になってから繰り返される毎日。
目の前でいまだ寝入る智の頬に指先で触れた。
「…ん…ぅん…」
小さく身動ぎ薄く唇を開く。
どんな夢見てるんだか?
顔を近付け柔らかな唇に触れるだけのキスをした。
長いまつ毛が震え…淡いブラウンの瞳が現れる。
「…ぁ…たく?」
寝ぼけた顔が…この上なく可愛い。
「おはよう。」
「おはよ…。」
唇を重ねて舌を滑り込ませ…細い身体を抱いていた腕を外し、智のモノに指を絡ませる。
「…ん!」
ビクッと震える身体が愛しくて…腰をグッと引き寄せた。
差し入れた舌に智が応え深い口付けに変わる。
俺の手の中で堅くなる智のを軽く握ると…
それだけで尖端から溢れ出てくる。
俺にだけ反応する…イヤラシい…カラダ。
舌を解き名残惜しげに見上げる智の頬に手の平で触れた。
「智…エロい顔してるぜ?」
頬を赤くして俺の胸に顔を埋める。
その耳元に唇を寄せて…
「スゲェ…そそる。」
愛しい身体に…うやうやしく口付けた。
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