K I R I B A N
F
荒く息吐く俺の頬に手を添え、繋がったまま拓真が頬にキスしてくれる。
「智、ゴメンな…痛かったか?」
不安気に俺の顔を覗き込む拓真の頬に手を添え、唇にキスした。
「ん…大丈夫。最初はちょっと痛かったけど。」
ギュッと抱き締められ…俺も拓真を抱き締める。
「…そんなに俺とシたかったの?」
「当たり前だろ。…でなきゃテキストなんか必死にやんねぇよ。」
…必死にやったんだ?
いつも余裕な拓真が…
俺を抱きたくて必死に?
なんか…嬉しい。
「向こうでご飯は食べれたの?」
「いや…全然。」
苦い顔した拓真が溜め息を吐いた。
「キッチンに炒飯置いてあるよ?」
「え!マジで!?」
驚いた顔で俺を見下ろし…優しく笑う。
「…お前…ホント最高。」
ギュッと抱き締められ…同時に俺のナカに入ったままの拓真のが大きくなる。
「拓真…今…?」
「ヤるぞ。」
「…え?」
そう言うなり俺の首筋にキスして…身体を愛撫し始める。
「たく!…待って…ッ!」
腰を引き、ナカを突き上げられ身体が震えた。
「智…寝かせねぇから、覚悟しろよ?」
「あ…ッ!たくッ!」
伸ばした手を拓真が強く握り…俺達は夜が明けるまで抱き合った。
‐END‐
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