K I R I B A N
E
伸ばされた腕が俺の首に回り…弘樹に抱き締められる。
熱く高まってる俺の身体には…目の前の弘樹の首筋さえ、正直キツい。
吸い付いて…弘樹のナカに無理矢理入れたい衝動にかられる。
「祐一郎…?」
そんな俺の耳たぶを軽く噛み…弘樹が甘く囁く。
「僕が欲しいのは…いつだって祐一郎の、だけだよ?」
頬に触れた唇の感触に全身が震える。
導かれるまま挿し入れた弘樹のナカは…いつもより熱い気がした。
「…弘樹…。」
細い指に指を絡め…繋いだ手に力を込める。
俺を見上げる弘樹の唇にキスして…ゆっくりと腰を動かした。
「あ…んッ!」
「痛くない?」
唇を噛み締めた弘樹が小さく頷くのを確認して…そのナカを欲望のままスライドさせる。
「…っ…祐ッ!」
ギュッとつぶったまぶたにキスして、何度も奥を突き上げた。
「あッ!あ…ンッ!」
「…ッ…キモチイイ…!」
キツい締め付けに堪らず声を洩らすと…繋いでない方の弘樹の指が俺の頬に触れた。
「祐…ッ…僕も…イイ!」
潤んだ瞳を見つめ唇を重ねて…更に奥まで押し入ると弘樹がキツく眉をひそめる。
「ゴメン…」
「平気…もっと…シて!」
強く抱き合った俺達は、互いの名を呼び合い唇を重ねたまま…同時に限界に達した。
[*←前n][次n→#]
[戻る]
無料HPエムペ!