K I R I B A N
C
狭い個室で抱き合うなんてより、広いベッドの方がイイ。
そう言う弘樹に手を引かれ…寮の部屋に連れてこられた。
何度か足を踏み入れたこの部屋は、当然ながら今日も弘樹の匂いがして…妙にコーフンする。
窓際に寄せられてる机の上にカバンを置き、振り返った弘樹の濡れた瞳に欲情した。
「…祐一郎…おいで?」
差し出された手を掴み抱き寄せ…
唇を重ね、貪る。
幼い顔してんのに…こーゆー時の弘樹は、堪らなくエロい顔付きに変わる。
「…弘樹…」
唇を離し抱き上げた身体をベッドに横たえ、キスしながらシャツのボタンを外す。
俺の腰のベルトが外され広げられたそこから弘樹の手が入ってきて…下着の中でそそり立つ俺のモノを引き出した。
「ヒロ…」
「祐一郎は…僕を愛撫して?」
軽く握ったモノを扱き始める。
「オイ…!」
「僕より先にイッたら…エッチはお預けだからね?」
…ちょっと待って!
それって、酷くないか?
俺のは直に触って高めんのに…弘樹を愛撫だけで先にイかせなきゃダメなの!?
「弘樹のには…触っていいの?」
「それじゃ…意味ないだろ?」
首筋にキスするだけで、感じ易い弘樹の柔らかな唇から荒い息が洩れる。
セックスの為だ!
多少のフライングは勘弁してね!
…と心で呟き、ズボンの上から弘樹のモノをまさぐった。
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