K I R I B A N
④
「は…」
乱れた息のまま口付けられ…苦しさが増す。
なのに…拓真とのキスは暖かくて…キモチイイ。
洋式のフタを閉めその上に拓真が座り…
「…おいで。」
開かれた前から出された拓真の上へと導かれた。
俺の入口にあてがわれたソコにゆっくりと身体を沈める。
「あッ…」
あんまりしない体勢だから…苦手なんだ。
「智…まだ半分も入ってないぜ？」
「ん…な事…言ったって…」
目の前の拓真が俺の前髪を撫で上げ、触れるだけのキスを繰り返す。
それに気を取られてると…掴まれた腰を一気に下ろされた。
「あぁッ！」
ズッと奥まで入り、俺のイイトコに直接当たって腰がのけ反る。
「…ジらすなよ。」
「ッ…あ…！」
拓真のに跨がり…下からの突き上げに全身を揺さぶられる。
背中に回された指が俺達の繋がってるトコに触れ…拓真の舌は胸の突起を舐め上げて…。
どうにか…なっちゃいそうだ。
「あン！…ぁ！あぁッ！」
「智…たまんねぇ…。」
キモチ良過ぎて…意識が飛びそうになるのを必死に堪える。
揺さぶられながら見下ろすと…頬を赤くしてウットリしてる瞳と目が合い、キスをした。
俺しか知らない、拓真のこの表情が好きなんだ。
そして…
俺達は同時に達した。
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