K I R I B A N
F
布団も敷いてない畳の上に智を横たえ白い肌を貪る。
「あぁ…ッ!た…くッ!」
のけ反る腰を押さえ付けもっと深くまで…。
考えてみたら今日初めてのセックス。
どうりで…キモチイイ訳だ。
いつもの休みなら今ごろ疲れ果てて眠ってる程なのにな。
「た…く…。」
「…ん?」
「キモチ…イ…イ。」
潤んだ瞳に吸い込まれるように口付けて、智の熱いナカを何度も突き上げた。
「あッ!…ぁ…ッ…!」
震える指が俺のシャツを握り…唇が熱い吐息を洩らす。
「…すげ…エロっぽい。」
「あぁ…ンッ!」
噛み締めた唇を舌で解き絡める…と。
抱いた身体がビクンと跳ね上がり…智が限界を迎えた。
唇を離すと苦しげに息を吐き出し…
「ゴ…メン…おれ…」
「俺と一緒にイこうなんて…百年早いっつの。」
腹に出した智のを指先で拭い目の前でしゃぶる。
頬を赤くする智が可愛くて奥に何度も突き入れ、揺れる身体を強く抱き締めた。
「…たく…」
力の抜けた細い腕が俺を抱き締める。
その暖かさに安心するのはなんでだろうな?
「たく…好…き。」
柔らかな唇に唇を重ね、腰を引き寄せ最後の波を待つと…熱いナカに限界を注ぎ込んだ。
俺の…お前への想いと共に。
‐END‐
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