K I R I B A N
E
ひたすら海沿いを走り…やっとの事で最終目的地に到着した。
そこはいわゆる【港町】なんだけど…港から少し離れた場所はキレイな砂浜が続き、穴場なもんで人もまばら。
ゆったりと過ごせる静かな場所、だ。
チェックインしたのはまだ建ったばかりだと言うシックな造りのホテル。
…温泉だけは譲れないと言う智には打って付けの部屋風呂付き。
部屋に入ると、中の一段高くなってる畳の間に体を投げ出した。
「…拓真。」
隣りに座った智が俺を見つめてやんわりと笑う。
「…なに。」
「連れて来てくれて…ありがと。」
腕を伸ばして抱き寄せ…唇を重ねる。
細い身体を抱き締めると微かに潮の香りがした。
「…拓真?」
横になってる俺の上に智を引き上げ腰を跨がせて…薄いインナーの上に指を這わせる。
すると…平らな胸に少しずつ突起が現われ始め指先に当たるその感触だけで俺もコーフンして。
「…もうこんな堅いぜ?」
「あッ…」
キツく目を閉じ俺の腹の上に両手を置く…その姿さえも色っぽい。
「たく…も…?」
「…ああ。」
体を起こし智の唇を貪りながら着てるシャツをはぎ取る。
柔らかな肌に舌を這わせて…ゆっくりと智を味わった。
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