K I R I B A N
C
伸ばした細い腕で俺の首にしがみつく華奢な背中を抱き寄せ、何度も唇を貪った。
「…ん…。」
深く舌を絡める度…智が甘い声を洩らす。
シンクに置いた右手だけで二人分の体重を支えるのはさすがにキツいな。
唇を離し舌を解くと見下ろした智が潤んだ瞳で俺を見上げて。
「ど…したの?」
小さく呟く。
やけにゆっくりと動いて見えた唇にキスして…マジマジと智の格好を見た。
着てるシャツは前が全開で…下は腰に巻いてるデニム地のエプロンだけ。
ジーンズと下着は足元で丸まってるしな。
「…すげぇカッコだな。」
「たくが…こうしたんでしょ?」
頬を赤くする智が可愛くて前髪を横に流し額にキスした。
「なぁ…どこで入れて欲しい?」
見下ろした智がますます頬を赤くして俺の胸に顔を埋める。
「俺はココですぐ入れてもいいけど?」
ブンブンと大きく首を横に振った。
立ったままのセックスはヤなのか?
腰を引き寄せ尻を触り…裾から指を侵入させるとさっき無理矢理押し込んだソコに触れる。
「あ…ッ!」
震える身体に欲情して…細い首筋に吸い付いた。
さっきみたいのじゃなくいつもの…愛撫。
「あ…ッん…」
唇から洩れる掠れた声に我慢できず、ココで智のナカに入る事にした。
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