K I R I B A N
B
涙で濡れた頬に拓真の唇が触れ…震える唇にもキスを落としてく。

「ヤバい…。」

首筋にキスする背中に腕を回して拓真の細い身体にキツくしがみついた。

「俺…不謹慎だな。」

寄せられた拓真の前はすでに完勃ち。
俺は…すぐ側にある耳元に唇を寄せて。

「たく…俺を…抱いて?」

そう言った。

夕べ繋がったソコに堅く勃ち上がってる拓真のがあてがわれ…ゆっくりとナカに入ってく。

「ん…っ…ぁ…。」

その感覚に身体がザワつきキツく瞳を閉じる。

そしてまた…涙がこぼれ落ちた。

「智…お前の胸ん中にあるもん…全部言ってみな?」

最奥に到達すると俺の閉じていたまぶたに拓真の唇が触れた。

「お前…いつもそう言うの言わないからさ…何とかしてやりたくてもどうする事もできねぇんだよ。」

ふぅ…と溜め息を吐いて俺の髪を撫でてくれる。

「…俺…。」

言葉と気持ちを整理しながら唇を開く。

「俺…拓真が好きで…今すごく幸せで…。」

額にキスしてくれる。

「それで…で…。」

拓真を見上げると優しい顔で俺を見下ろしてて。
心の奥から…どんどん愛しさが溢れては涙に変わってく。

「拓真が…好きで…どうしていいのかわかんないんだ。」


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