K I R I B A N
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ギシギシとベッドの軋む音を聞きながら可愛い恋人を見下ろす。

「あッ…あ、…ッ…ン!」

キツく寄せる眉間にキスを落とすと…ゆっくりまぶたを開いて潤んだ瞳で俺を真っ直ぐ見つめて…

「さこ…ッ…ぁ…あッ!」

そして…限界を迎えた。
キツく締まったナカを突き上げるけど…やっぱこの締め付けには敵うハズもなく、敢えなく俺も楓のナカで達した。

「さ、こ…」

やんわりと微笑む楓は…すごくキレイだ。

「楓…愛してるよ。」

「…ん、僕も…。」

見つめ合って抱き締め合って…唇を重ねる。

こんなに幸せな気持ちになれるのは…楓とこうして一緒にいられるからなんだ。
俺の下で微笑む恋人を見つめて身体が熱くなるのを感じる。

「さこぉ…。」

ギュッと抱き着いてくる細い身体を抱き締め肩にキスして。

「さて…楓クン。勉強を再開しますか?」

ビックリしたように楓の身体が跳ね上がった。

「え…もう!?」

「愛の営みも終わったし…これからもクラスメイトでいる為に頑張ってもらわなきゃだからな?」

見下ろした楓は眉を寄せてなんとも情けない顔をしてて…思わず笑っちまった。

「ちょっ…なんで!今のは笑うトコ?」

「いやいや…ホントにお前は可愛いよ。」

「なに、それ!」

頬を膨らませて怒る楓が愛しい。
未だ怒るその頬にキスをして…愛しくてたまんない大事な楓をキツく抱き締めた。

―END―


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