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それから少ししてヒメがやってきて…俺達にカフェオレの牛乳増量版を入れてくれた。
すると、すぐに購買からボスの声がしてヒメはそのまま出て行ってしまい…俺達はまた二人っきりに。
「ね、柊って春日部の事どのくらい好き?」
「は?どのくらいって…単位?」
突然の質問の意味が分からず苦笑い。
芹公の通訳ができるのは今の所…弟と弘樹とヒメだけだもん俺にはまず無理です。
「んー違うよ!アバウトに!」
アバウト…って言ってもさ…??
「俺はね、大葉がチョー好き!」
「…チョー…ね?」
マジでアバウト。
そんなんでいいなら…。
「んじゃ俺は…スッゲー大好き!」
どうだ、と言わんばかりに余裕な顔してヤツを見てやった。
「スッゲーはチョーより上なの?」
「は??」
真剣な芹公の質問に俺は…完全に白旗を上げた。
「…チョーの方が…上だよ、上。」
「ヤッター!俺の愛の方が強いんだー!!」
無邪気に笑ってる芹公を見ながら…早く会議が終わる事だけを祈る。
それからしばらくの間…どっちが好きとかどこが好きとか。
果てには弟のノロケ話をしこたま聞かされて。
「ごめん!待った!?」
ガチャッとドアが開き、会議が終わったばかりの弘樹と弟が現れた。
「弘樹ー!!」
芹公のド天然ノロケ話から逃れるかのように走り寄り弘樹をキツく抱き締める。
「なに、ゆう?どした?」
そんな態度に驚いたのか弘樹が俺の背中を優しく抱いてくれて。
「遅くなってゴメンね?」
そう言って…やんわりと笑った。
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