K I R I B A N
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薄暗い部屋の中で…
激しい波に飲み込まれている。

「あ…ッ…」

開いた唇から洩れる、自分のじゃないような掠れた声。

快楽に飲み込まれないよう伸ばした指先が…温かな手に包まれた。

「まだだ。まだ…イかせねぇよ。」

そのままベッドに押し付けられ…湿ったシーツの上で喘ぎ、何度も背をのけ反らす。

「とも…俺の…感じるか?」

耳元に寄せられた唇から熱い吐息が零れる。

たまらなくて必死に頷いた。

「熱…い、たく…の…!」

熱くて堅い拓真のが俺のナカの最奥を突き、散々乱したのちに…浅い俺のイイトコを擦り上げる。

「イ…ッ…あぁッ!」

高められ限界に達しそうになる寸前、スピードが落とされてイくにイけない。

「イジ…ワル…」

「こんなエロい顔見ちまったら…そう簡単にはイかせねぇよ。」

―もっと乱れろ。―

そう囁いた拓真が胸元にキスをし…感じてる突起を舌で舐め上げた。

「ンぅ…ッ…は、あ…!」

ナカを突き上げる動きが止まり拓真の愛撫が施される。
俺が弱いトコだって知ってるから…容赦も遠慮もない。

「やめ…ッ…あッ!ぁ…も…」

唇を噛み締める。
拓真のカタチの良い唇が俺の突起を咥え…吸い上げては歯先を当ててくる。

「た…くッ…!」

「とも…マジで可愛い。」

不規則に当たる歯先での刺激が…俺を、おかしくする。

「も…っと…」

突起を愛撫する唇がキュッと閉じられ、止まっていたナカでの動きがまた始まると…。

「あッ!あッ…ッ…イ、クッ!」

腰が大きく震え、触れられてもいないのに…俺は限界に達した。


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