K I R I B A N
E
ナンダカンダで。
消灯した後もベッドの上からは妙にテンションの高い芹沢の声が聞こえ続けてて。
ホントに嬉しいんだな…
そう思うと自然と頬が緩んだ。
「…たく?」
ベッドの上から智が小声で俺を呼ぶ。
「ん?」
「芹沢…寝ちゃったみたい。」
「早いな。」
ものの十分も経ってないだろうに。
そんなトコまでお子様なんだな?
笑いが込み上げる。
「そっち、行っていい?」
体をずらしベッドから俺を見下ろす智を見ながら布団を少し上げて。
「来いよ。」
そう言うと同時に静かに起き上がった智がゆっくりとベッドを抜け出て俺の布団に滑り込んできた。
「…狭いね?」
「当たり前だろ…シングルに二人なんだから。」
ギュッと抱き締め腕の中の可愛い唇にゆっくりと俺のを重ねる。
数時間振りに触れる柔らかな唇は…俺の数少ない理性を壊すのには十分。
「…ッ…たく…」
「止めろ…っても、止めねぇから。」
長袖のTシャツを胸の上まで押し上げ、もう堅くなってる突起を指先で捏ねながら首筋にキスを落とす。
「ぁ…ン…」
「あんま声出すなよ?芹が起きる。」
ホントは不本意。
俺は何より…智の喘ぎ声が好きだ。
それが聞けないのはかなり不満だが…この状況じゃ仕方ない。
「我慢、できなかったのか?」
耳元に唇を寄せそう問うと細い身体がピクンと震えて。
「キス…した…かった…」
「…キスだけ?」
薄暗い中でも分かる程に智の頬が赤くなる。
「…セックスは?」
智の右手を掴み、俺のモノをスウェットの上から触らせた。
「…たく…」
「俺は…お前んナカに入りたくてしょうがねぇ。」
左手を智の下着の中に差し入れ後ろに指を這わせる。
「あ…ッ…」
「なぁ…ココ、疼かねぇの?」
唇を重ねて舌を入れる。
いつもより積極的に絡めてくるから…やっぱ智も俺が欲しいんだろう。
モノを扱き溢れ続ける雫を指にまとって…今朝繋がったきりのソコをやんわりと開いた。
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