K I R I B A N
「全てを…」D
「は…ッあぁ…ッ!」

白い肌に舌を這わせ時折強く吸い上げながら智のナカに深く入り込む。
熱く絡み付くような智のナカは…いつ入っても最高にキモチイイ。

「マジでヤバい。お前んナカ…良過ぎ…」

「あぁッ!あッ…たく!」

淫らな水音が濡れるハズのない場所から聞こえ…お互いがどんだけ感じてるかを再認識する。

「は…ッあ…!」

快感に乱れる智は堪らなくエロい。
そんな姿にも…未だ魅かれ続ける。

「イイ…か、とも?」

耳に舌を入れながら腰を最奥まで突き入れる。

「はッ!あ…ぁイ、イ…」

智の掠れ声も潤んだ瞳も濡れた唇も…その全ては余す所なく俺のモンだ。
…誰にも渡さない。

「た…くッ!あ…も…ッ…!」

荒く息吐く智が限界を訴え俺の腰を引き寄せる。
いつの頃からか…こんな誘い方をしやがるようになった。
積極的でイイけどな。

「イイトコ突いてやるから…ナカだけでイけよ?」

「あ…ンッ!はッ!あ…」

細い腰をグッと引き寄せ強く速く…奥まで突き入れ、引き際の浅い天井をグイグイと突いてやる。

「あぁ…ンッ!あ…ッ!イ…ク…ッ!」

身体を震わせ…智が限界を吐きだした。

「ナカだけで…イけんだな?」

ぐったりしてる智を抱き寄せ更に奥まで攻め立てて…

「愛してるよ…智。」

「た、く…俺も…」

唇を重ねる。

「俺の全て…お前にやるから。だから…ずっと俺の…」

組み敷いたキレイな顔がやんわりと溶けて。

「俺の…全てを愛して?欲しいの、は…拓真だけ…だから…」

途切れ途切れの声に胸が熱くなる。

愛してるのはお前だけ。
愛して欲しいのもお前だけだよ。
愛して止まない、可愛い恋人を強く抱き締め…また…唇を重ね合った。

―END―


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