K I R I B A N
D
「あ…ぁッ…ゆう…ッ!」
濡れたナカを祐一郎の熱が行き来する度、慣らされたソコが無意識にキツく締まる。
「…っ…ひろ…キツっ!」
そう言われて力を抜くけど気付けばまた…。
その、繰り返し。
感じて抵抗できない僕を見下ろし体を屈めたヤツが、激しく上下する胸にキスして強く吸い上げてくる。
「ば…か…ダメ…って…」
ヤツを押し退けようと伸ばした腕が呆気なく掴まり手首がシーツに押さえ付けられた。
「好きだよ…弘樹。」
胸に幾つも痕を付けられ強くナカに突き挿れられる度…ヤツの想いが身体に刻まれるみたいで。
「…ゆう…」
手首を解放したヤツの掌が優しく頬を撫で、もう一方が僕を抱き寄せる。
胸元を愛撫してるヤツの髪を撫でながら力の入らない両手でギュッと抱き締めた。
「もっと…シて…もっと…感じさせて…」
今までより少し乱暴になる行為に堪らず声を上げる。
「あ…ッ!あ…ぁッ…」
「ひ…ろッ!」
身体の奥から込み上げる想い。
僕は…祐一郎が好き。
「ゆう…ッ!」
「ひ…ろ…!」
唇を重ね舌を絡め合い…一緒にのぼりつめる。
そして…そのまま同時に絶頂を迎えた。
「ゆう…」
汗ばむ祐一郎の頬にキスして唇を重ね合う。
「好き…だよ。」
「俺も好き…弘樹。」
僕の大好きな笑顔で笑ったヤツの唇に…唇を重ねた。
―END―
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