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「西野ってフェラした事ないのかね?」

小首を傾げながら僕をベッドに横たえる祐一郎を軽く睨む。

「…なにドサクサに紛れて押し倒してんの?」

「んー…?」

クスクス笑うヤツが頬に唇を寄せてそっと髪を撫でた。

「弘樹はさ…俺の初めてしゃぶった時、ヤじゃなかった?」

「…うーん…」

最初は…やっぱり勇気が要った気がする。
だってさ?
男の僕が、男のアレを…なんて想像もできないじゃん?

ボンヤリ思い起こしてる隙にシャツがはだけられジーパンの前が開かれて…

「…弘樹?」

「あ、ちょっ…と!」

「教えてよ。」

下着の中に差し入れられたヤツのデカい手が、僕のを緩く握り勃ち上がりつつあるソレを刺激し始める。

「あ…ッ!」

「ヤだった?」

耳たぶを噛まれ舌が中に入れられ…いやらしい水音が鼓膜にダイレクトに響く。
それだけなのに…濡れるハズのない場所がヤツを欲しがり、疼きだす。

「ヤ…じゃなかった…。」

「…ホント?」

「ん…ッ…戸惑ったけど…ヤじゃ、なかった…」

途切れ途切れの僕の声を聞き、満足そうに笑ったヤツを見つめて唇を重ねる。

「ゆう…キモチ良く…させてよ?」

そう言った僕を見下ろし…ヤツがいやらしく笑った。


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