K I R I B A N
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休憩室でアイスココアを買い祐一郎の牛乳も持って寮の階段を上る。
上りきって自室に戻りかけた先には全開になってるドアがあって…なんか…イヤな予感がした。
「ヤダ!バカーッ!」
「ルセッ!デカい声出すなっつの!」
…なんのプレイしてんだよ。
つか…前通んなきゃ部屋に戻れないのに。
仕方なく忍び足で横切ると…
「あ!春日部!春日部ー助けてーッ!」
(ゲッ!見付かった!)
「ノヤロ…」
西野の叫び声と低く唸るような佐古の声。
渋々…ゆっくりと部屋に視線を移した。
「あれ?」
中には、ベッドに腰を下ろしてる佐古とその前に立ってる西野。
「いかがわしいプレイ、してんのかと思った。」
「しないよーっ!」
ボソッと呟く僕にすかさず西野が慌てて答えた。
「もー聞いてよ春日部!」
佐古に腕を掴まれたままの西野が顔を真っ赤にして僕に訴えかける。
「佐古ってば…僕にアレ、しろって…」
「…アレ?」
「フェラだよ。つか、何でそんなに拒むのか意味が分かんねぇよ。」
…ナンダソレ?
「だって…恥ずかしいもん。」
「んじゃ、オマエのをしてやってる俺はどうなんだ!」
「そ…ソレとコレとは…」
…勝手にやってろ。
溜め息を吐きドアを閉めて自室へと向かった。
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