K I R I B A N
「束縛」C
腰を上下させる度に身体が熱くなっていく。
感じてる僕のナカはヤツから溢れたのと自分のでいつもより滑りがいいようにさえ感じて…。
「は…、あッ…ンッ…!」
強い快感に意識が飛びそうになる。
でも…何かが足りない。
見下ろした祐一郎は張り詰めてるのにイけない辛さでかキツく瞳を閉じていて。
身体は繋がってるのに、一体感がない。
まるで…淫具を使っているかのようなセックス。
「ゆ…う…」
身体を屈めて唇にキスを落とす。
「浮気は…許さない、からね?」
薄く笑った唇にもう一度キスして…右手を後ろに回しキツく拘束していた祐一郎の根元の紐を解いてやった。
「う…ッ…」
小さく唸ったヤツの額にキスして身体をバウンドさせる。
「は、あ…ッ!ゆ…う!」
「ひろ…ッ!」
途端に元気になった祐一郎はまるで「水を獲たサカナ」。
身体を起こし上にいる僕ごとベッドに俯せになって。
「すぐイっちゃうかも…」
耳元に寄せた唇から低い声が注がれ、身体の奥が熱を帯びる。
そう…この声。
この唇、この指、この…動き。
愛してやまない、僕の…祐一郎だ。
「いい、よ…」
動きを速めるヤツにしがみ着き首筋にキスして…僕の物の証を残した。
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