K I R I B A N
「ぬくもり。」B
「俺だって…健全な男子だもん、溜まったりするよ?」

俺を見上げる芹沢のブラウンの瞳が揺れてまぶたが閉じられる。

「…芹…?」

長いまつ毛が震え、待ち切れないかのようにアゴを少し上げた芹沢の柔らかな唇に…誘われるまま自分のを重ねた。

「…大葉…」

「芹…可愛過ぎ。」

もう一度キス。
唇を離しまぶたを開いた芹沢の顔を覗き込む。

「エッチ…シようか?」

自分から誘ったくせに頬を赤くする芹沢に自然に笑みがこぼれる。
細い首筋に唇を落とし小さく震える身体をギュッと抱き締めた。

「お…ば…」

「欲求不満にさせたの…俺?」

ククッと笑いながら芹沢の身体をゆっくりとベッドに横たえる。

「そう、だよ…大葉が欲しいんだ。」

ストレートな言葉に身体が疼いて…。

「…欲しいのか?」

「ん…欲しい。大葉の…感じさせて?」

…ヤバい。
見下ろす芹沢が…あまりにも可愛過ぎて止まら、ない。

芹沢に覆い被さり首筋にかぶりつきTシャツをグッと押し上げる。

「あッ!ちょっと待っ…」
「待てない。」

ジーパンを下着ごと下ろし張り詰めてる濡れた芹沢に触れた。

「お…ぉば!」
「俺も…芹を感じたいんだ。」

頬を真っ赤にした芹沢が嬉しそうに笑った。


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