K I R I B A N
「束縛」@
ギシ…とベッドが軋み、横になってる僕の上にヤツが重なってくる。

「弘樹…」

耳元に寄せられたカタチの良い唇から、甘く低い声がそそがれて…身体が震えた。

「ゆう…僕を愛してる?」

「当たり前でしょ。」

「じゃあ…」

ヤツのジーンズの前を開き中に手を滑り込ませ…堅いのを引き出す。

「…シてやるよ。」

そう言って唇を重ねた。
軽く触れ合う小さなキスを繰り返し、次第に深い口付けへと変わる。

「…ん…」
「ッ…ひろ…」

指先で根元から撫で上げキスしながら少し強めに扱く。
僕が締め付ける時の強さで。

「ひろ…しゃぶって?」

眉を寄せてそう囁く祐一郎はムチャクチャ色っぽい。
ホント…おチャラけなければ相当カッコいいのに。

覆い被さってるヤツの体からシャツを取りジーンズも下着も脱がせると、キレイに引き締まった肉体があらわになり…僕の心音が速くなる。

僕だって…祐一郎に欲情する事があるんだよ?

「ひろ…?」

そう言ったヤツの右手が僕のをジーンズ越しに撫でる。

「あ…ッ…ゆう…」

ヤツのをしゃぶるより先に僕の肌から布が全て取り去られた。

裸の祐一郎が身体を起こしてベッドに座ると長い足を大きく開く。
僕は…その間に顔を埋めた。


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