K I R I B A N
E
荒く息吐く楓の唇を塞いで突き上げ続ける。

「ッ…!」

狭いナカでキツく締められアッと言う間に追い詰められる…けど、まだイきたくねぇ!

「さ…こ…ッ!」

見下ろした楓は…やっぱ色っぽい。
潤んだ瞳も、白い肌にかかるだけのシャツ姿も…いつもと違ってやたらとクる。

そして…
耐えきれずにラストスパートをかけた。

「か…えで!」

グッと突き挿れ…最奥で最後の瞬間を迎える。
愛する楓のナカに注ぎ込みながらそのキモチ良さに目まいさえ覚えた。

「…佐古?」

やんわりと笑う楓の唇に触れるだけのキスして。

「…ん?」

「制…服…ありがと。」

すまなそうな表情を浮かべる頬を撫でた。

「たいした事ない。それより…」

「…え?」

「キモチ良かった?」

聞いた途端、顔が真っ赤に染まる。
ホント…分かりやすい。

ニヤニヤしながら髪を撫でて…繋がったままキスをした。

「俺のシャツ着てんのが妙にエロかった。」

そう告げて細い身体をギュッと抱き締める。
堪らなく愛しい楓を抱けば抱くほど、どんどん好きになる。

強く窓を打つ雨音を聴き楓のぬくもりを感じながら…静かにまぶたを閉じた。

―END―


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